Redis の仮想メモリはどうなったのか
一時期 Redis の特徴として良く挙げられていたものに、搭載している物理メモリ量以上のデータを扱える Virtual Memory という機能がありました。
仮想メモリ技術仕様 ― redis 2.0.3 documentation
http://redis.shibu.jp/hacker/virtualmemory.html
個人的には結構便利そうだと思っていたのですが、公式ドキュメントを見ると 2.4 の時点で非推奨となっており、 バージョン 2.6 ではついに削除されてしまったようです。
Virtual Memory – Redis
http://redis.io/topics/virtual-memory
検索しているとその代わりとして diskstore を開発中、といった情報が出てきますが、こちらもインメモリデータベースとしてより良いものを作っていく、ということに注力するため、現在開発は停止されている模様。
Disk or not to disk? Let's move forward. - Google グループ
https://groups.google.com/forum/?fromgroups=#!topic/redis-db/gj1yUzXGamk
Why was diskstore removed? - Google グループ
https://groups.google.com/forum/?fromgroups=#!topic/redis-db/jJJErYbVUY4
というわけで、残念ながら現在の Redis ではメモリ量 = 扱えるデータ量、となっているようです。
ドキュメント にもある通り、OS の SWAP 領域は十分に確保しておいた方が良さそうです。
そのうち復活してくれると使い道が広がりそうなんだけどなー。